
中央アメリカの密林に栄えたマヤ文明。そこには神殿都市が眠っています。マヤの人々は人間やどうぶつなどのモチーフを用いたマヤ文字を創案し、ステラ(石碑)に芸術性を重んじながら歴史を刻み、現在とほとんど違わないマヤ暦を生み出すなど英知に溢れていました。しかしながら、忽然と歴史から姿を消し、その理由は未だに謎に包まれています。

モタグア川流域に栄えた古代都市。マヤ石碑の中で最大の高さ、11.7mを誇るステラEや亀や蛇、ジャガーなどの彫刻が刻まれた4メートル四方の強大な獣形祭壇P(ロォモロフォ)など見応えがあります。

熱帯ジャングルに眠るマヤ最大の遺跡。遺跡の中でひときわ威容を誇るのが、天に向かってそそり立つピラミッド神殿です。エジプトのピラミッドとは異なり、マヤのピラミッドは頂上に神殿が据えられています。神殿では神に血をささげる放血の儀式など様々な宗教的儀式が行われたと言われています。ティカルの最盛期は7世紀からの2世紀半。その間、巨大な5つの神殿が建ち、広大な都市域に6万2000人が暮らしていました。人口の増加は潅漑農業を発展させ、交易や経済活動を活発にさせました。加えて天文学や暦、文字、高度な石造技術を駆使した成熟した社会を築き上げていきました。
西暦の869年に相当する日付が「石碑11」に刻まれたのを最後にティカルの記録は途絶えています。

周りを3つの火山に囲まれたコロニアルの町アンティグア。標高1520mにたたずむ静かな古都で、コロニアル建築や敷石の道などの町並みが美しく、大地震によって崩壊した教会施設なども観光の見所です。